10人のアムウェイVS私 ルノワール2時間の攻防 〜その3・忍び寄る魔の手編〜
というわけで状況を把握した私ですが、なおも疑問を感じることがあったんですよ。
それは…
そう!
頭ではわかってる。なんかおかしいぞこの人の言ってること。もう私の妖怪アンテナずっとグルングルンしてる。でもなぜか!否定できない!なんか頷きたくなっちゃう!! なんで!!??
ひとまず落ち着きを取り戻すためお手洗いへ。
ケータイを見たら、近所のギャラリーでよく会う年上のお姉さんからメールが来ていました。メール自体はたわいない内容だったんだけどちょっとほっとして、そして一週間前にそのお姉さんから言われた言葉が蘇ってきました。
「学生の頃、“みんなのため”と思ってやっていたことが実は自分が褒められたいだけだった、っていうことがあって、自分の本心って意外とわかってないんだな〜、気をつけないとな〜、と思ったんですよ。でもいまだに間違っちゃって、それがトラブルの元になっていたりするんですよね」と相談したときのアドバイスです。
怒ったとき、嬉しいとき、何かが起こって感情が動かされたときに、その心の動きをジャッジせずただ眺める。そうするとだんだん自分の本音が見えてくるよ。そんな感じの話でした。
アシタカの「曇りなき眼(まなこ)で見定め、決める」って台詞、超かっこいいししびれるよね。小学生のとき劇場で衝撃を受けて以来ずっと私の中で流行語大賞で、飽きることなく口走っちゃう。買い物するときとか。
それで思ったんですよ。「これ曇りなき眼で自分の心の動きを見るためのいい練習になるんじゃない?」と。
……よし!!
つづく。
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