10人のアムウェイVS私 ルノワール2時間の攻防 〜その6・\ファイッ/編〜
というわけで、


ユカコさんの持つ有無を言わせぬ威圧感、虎の如し!!

対する私の小物感!!
だって怖いしさ〜、口下手だしそんな頭の回転早くないからいきなり論破とかできないよ!胸スカ系の展開期待してたらごめんね!
その後も勧誘はつづきました。もう細かい部分は忘れたけど、ほぼほぼ勧誘トークのテンプレだったと思います。
「時間・お金・場所に拘束されない生き方をしたいと思わない?」とか、 「マーケティングやビジネスの基本を学べる勉強会があって、それに出ると知識と人脈両方広がり、アムウェイをやらなくても人生が豊かになるからよかったらあなたも」とか、 「お互いに高め合える一生の仲間が手に入る」とか、「私は今とても幸せだから、あなたたち若い人が私のようになる手助けをしたいの」とか、「農薬や化学肥料まみれの食品ではなく安全なオーガニック食品を」とか、 「買うだけクラブというのもあるからまずはそれを試したら製品の良さがわかる、決めつけず自分で体験してみて、それがたかしの夢を応援することにもなるから」とかとか。




その度に自分の隠れたエゴが浮かび上がってきて、
しどろもどろになりつつもときにまじめに、ときにとんちんかんな返答をしつづけました(実際はもっとわたわたしどろもどろしていました)。
私のそんな態度に、段々と機嫌が悪くなるユカコさん。
言葉の端々に「せっかく忙しい私がこうして時間を取ってあげているのに感」「あなたのこと賢い子だと思っていたのに期待外れだったわ感」「あなたのせいでたかしの評価も落とさざるを得ないわね感」を醸し出してきました。

最終的には、ずっと貼りついていた「未熟な若者に優しく諭す、余裕のある大人」という仮面が外れ声に怒気が帯びるように。


実はユカコさんの言葉を聞いて「その辺のつまんない人とは一線を画したい」「特別な人でありたい」という気持ちが浮かび上がってきたのですが、「うちの母や姉もごくごく普通の主婦や勤め人だからこの人から見たら“つまんない人間”かもしれないけど、私にとっては大事な家族で、つまりは“つまんない人間”なんてこの世に存在するのだろうか?」という疑問が浮かび、「特別な人間であろうとすること」の馬鹿馬鹿しさに気づいたのでした。

ここで完全に見切りをつけられたのでしょう、ユカコさんの態度は打って変わって元の優しい雰囲気に(しかしそこはかとなく漂うつまらない人間ねあなた感)。

なのでこちらも笑顔で対応しました(しかしそこはかとなく匂わせるそっちもな感)。

「私たちはお互いにお互いのことを尊敬できないし、これ以上話しても意味がない」というコンセンサスが無言のうちに取れたので、その場はお開きとなり、ようやくルノワールの外に出ることができました。
そんなわけでこの勝負…

だいぶお粗末な感じだったけど!とりあえず勧誘は断れたから!!
次は後日談とまとめです。
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