B系ギャルS子ちゃんとの思い出 その3
「K先生の授業でワンピース最新巻読破した事件」のあと、私とS子ちゃんはよく話すようになりました。特に数学の時間。ふたりとも数学がからきし駄目で授業についていけず、暇だったのです。
S子ちゃんの話はファッションと恋愛とエロスの話が多かったように記憶しています。
コンプラ祭だよ!
私「S子ちゃんって三大欲求に忠実というか、アニマルだよね……。人間は動物性、野性を克服して進化してきたわけだけど、現代はむしろ本能を抑圧しすぎて社会に歪みが出ているのかもしれない……」
私「全然バカにしてないよ!とても興味深いと感じているよ」
私が提供する話題は、哲学と文学と現代社会の話が中心でした。
そんな私の話を聞いて、S子ちゃんはこう言いました。
「マジ暗えええ!!!ヤベェこんな暗い奴初めて見た!!!!お前もっと青春しろよ!!!マジほんっっと暗え!!!!」と、力の限り私の暗さを指摘するS子ちゃん。
当時は「えっそう……?」と戸惑うばかりでしたが、いま振り返って考えると、S子ちゃんの関心はエロス、私の関心はタナトスに向かっていたのですね。ザ・思春期!
つづきます。
<おまけ>
休み時間もよく話していた私たちに担任の先生が一言。
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