B系ギャルS子ちゃんとの思い出 その2

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疑問に思った私はS子ちゃんに聞いてみました。

S子ちゃん「は？知らねーよ、アタシヤンキーじゃねえし」

私「えっS子ちゃんヤンキーじゃないの!?　じゃあ何なの!?」

私「そのドスの効いた言い方は間違いなくヤンキーでしょ……。あれでしょ、S子ちゃん夜中に騒音出しながらバイク走り回してるでしょ。毎晩うるさくて起きちゃうんだけど、うちの前の道路迂回してくんない？」

S子ちゃん「だから違うっつーの。中学卒業するときレディースの先輩に“オメエうちに入んな”って誘われたけどさ、“アタシはヤンキーにはならねぇ、ギャルになるんだ”っつって断ったんだよ。だからアタシは」

私「そういう世界って本当にあるんだ……。でもさあ、ギャルってパステルカラーとハイビスカスとLOVE BOATでしょ、S子ちゃんちょっと違うじゃん」

S子ちゃん「バッカおめえ、ギャルにも色々あんだよ。アタシはただのギャルじゃねぇ。アタシは」

私「そうなのか」

てっきりヤンキーだと思っていたS子ちゃんは、ヤンキーではありませんでした。続く。

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